今後の医療通訳士について思うこと
あまり馴染みがない方が多いかと思いますが、
最近やっと認定などが作られることになった
マイナー資格です。
でも、とっても重要な仕事だと思います。
ただ、普通の通訳さんとは明らかに異なり
色々問題が山積みです。
いきなりマイナス面ばかり書いて申し訳ないのですが、
認定制度ができるおかげで、
今後改善されると思われます。(改善すべき)
以前よりはもっと仕事として確立していくと思うので
これからはプラスになると期待してご覧くださいm(._.)m
まず、
① 時に命に関わる
間違えたら信用がなくなる、仕事がなくなる
そんなことではなくて、
時に命に関わります。
(全てがそこまで深刻なシーンではありませんが、時にそういうこともありますよね。)
② 誰が費用を負担するのか?
もちろん患者が受けるサービスだから患者が払えばいいと思うかもしれませんが、
実際現実的ではありません。
(アメリカで電話の通訳サービスを1回使ったことがありますが無料でした。)
かといって、病院側が負担する?
病院には何の特にもならないし、マイナスになる可能性もあります。
③ そういうわけで、ボランティア感覚を求められる
今まではボランティアで何とかなってきたところがあるので、
病院側も、患者側も、実際はボランティアを期待しています。
(全ての病院ではありません)
④ 仕事の重みに対する対価が低すぎる
もちろん普通の通訳さんも勉強が必要なのはわかりますが、
英語だけではなくて、最新の医療について常に勉強が求められます。
病名がはっきりしている方の通訳ならまだいいのですが、
そういう通訳ばかりではないですし、
救急の対応だと、何が出てくるかわかりません。
⑤ 必要とされるのは平日が多い
そのため、フルで働いている方などは急に患者が来たと言われても本職を休めない。
かといって、
医療通訳一本に絞ると仕事が安定するかどうかわからない。だから副業でという感じだとなかなか機会が得られません。
⇨これはもう病院勤務にするのが一番だと思います。
病院の仕事プラス必要な時は通訳として活躍する
(だからその分手当十分ちょうだいね!)⇦ここ重要!
もしくは通訳のエージェント契約で
通訳として医療以外にも色々挑戦してみる?
あとは、流行りのメディカルツーリズムとして
計画的に仕事をするのもいいかもしれないですね。
病院などで働く上での通訳としての手当ですが、
もし、病院側が通訳もできる方を採用するのであれば
普通の病院スタッフの賃金プラスかなり手当を払うべきだと思います。
資格とったんならいつでも対応できるでしょ?
と思われるかもしれませんが、
そんなわけないですよ!
常に勉強していないと対応なんてできません!
例えて言うなら
ヤブ医者っていますよね。
ヤブ医者ってつまりは
「日々勉強しない医者」
だと思っています。
古〜い知識だけで適当に対応している医者(いるいる!)
薬もいつも調べないから使い方が適当(いるいる!)
毎回同じ薬しか出さない(いるいる!)
効かないといっているのに、
「もうしばらく様子見ましょう。」と言う。(何を根拠に!?)
「歳のせいかもしれませんね。」とすぐ言う(ただのごまかし)
これはほとんどが勉強不足だと思います。
だから、医療人のうちの一人として、
通訳も常に勉強が必要だと思います。
話が逸れましたが
というわけで、
やっと認定通訳士という資格ができることになり、
この辺が改善されると期待されています。
つまり、今後は
・しっかりとした対価が支払われるようになる
・学習の場が増える
というわけで、
通訳士を目指す方は今後に期待だと思います。
せっかくだから医療翻訳も勉強するといいかもしれないですね。
どうせなら病院に就職して現場で鍛えるのが一番かなと思います。
普段は事務や受付、ナースなどの他の仕事をしながら
通訳が必要になったら活躍する!
これが理想かな〜?と思います。
それに、経験値がどんどんついて実力も上がりますよね。
病院とまではいかなくても
薬局などで働いても、
医療英語は役にたつと思います。
普通の「接客英語できます!」
とはちょっと違いますから。
個人的には、
特殊能力をゲット!
くらいの意識でOKだと思っています!
私?
私は実は通訳士になりたいと思っていたわけではなくて、
の流れから、なぜか通訳士の資格まで取ってしまいました^^;
まあ、たまに職場で役に立っていますが、
あんまり英語を使うこと自体には欲がないというか、
英語でバリバリ仕事するぞー!!
英語じゃなきゃ嫌だー!!
という感じではないので^^;
医療通訳士としての勉強を組み合わせて続けています。
主にインスタであげていますので
興味のある方は是非フォローしてね!
ほとんどの投稿に
役に立ちそうな英語フレーズを入れています。
(スライドは最後のスライドチェックしてください)
お役に立てれば嬉しいです。
私は病院勤務で時々外国人患者さん来たら、ちょっとちょっと〜って呼ばれて、それは楽しいし喜びだしスタッフからも感謝されるのがとても嬉しいのですが…なんか安売りしてる気しかしなくて時々ですがもやもやします。地方の病院なので大学病院ですがもちろん通訳なんていないですし。この年に数回の機会への英語力維持や、入院されてる期間はすごく勉強しますし…資料やパンフレットの作成などなど(もちろんやりたくてやってるんですけど(^^;)。でも自分がにわか通訳ってことや産科しか分からないことなど、中途半端なのもよく分かってます。なので、少ないですが臨床で英語を使う機会があることに今は感謝してます。何より患者さんに喜んでもらえるのは嬉しいです。ただ、もうちょっとこういうスタッフのモチベーションが上がるようにしてもらいたいですね。本当に同意見です。だらだらと失礼致しました。今後もブログの方も楽しみにしております。