こんにちはkale(ケール)です。
先日のレビューの続きです。
私は2次試験を2回受けたことがあります。
どちらも1級なので1級のレビューですが、
流れは2級も同じだと思います。
まず受験の流れから説明します。
2次試験を受けるということは
もちろん1次試験が受かっているのが前提ですが、
1次試験は問題が共通なのに対して、
2次試験(面接)は1級と2級とで内容が異なるそうです。
1次試験の結果によって、
2次試験はどちらを受けるのかが変わります。
1次試験の正解率合格ライン
1級:80%
2級:65%
受験票はメールで送られてくる添付文書を自分で印刷して持っていきます。
1次試験は1度受かると
1年以内なら1回だけ免除されます。
年2回ありますが、
1回飛ばして、その権利を次の回(ちょうど1年後)に使うことも可能です。
(私は翌回が都合悪く受けられなかったので、2回後に使いました。)
英検のように1年間3回もチャンスがあるわけではないのでちょっと厳しいですね💦
と言うわけで免除のチャンスは一回だけのようです。
私が受けた二次試験で集まったのは東京会場で20人弱くらいでしょうか?
(午前と午後の部があったみたい。)
今回は2級は別の日に試験があったようで
1級を受ける方ばかりでした。
(人気ないと思いきや人数は年々増えているみたい)
ちなみにほとんどが英語と思いきや
中国語の方も結構いらっしゃいました。
なんとなくですが、中国語を受ける方は
第1言語が中国語の方が多い気がします。
見た目変わらないのでわかりにくいのですが、
話を聞いてると、みなさん中国語なまりの日本語だったので。
逆に英語の方は第一言語が英語の方は余りいらっしゃらない感じです。
試験会場に着いたら
受付を済ませて会場に入ります。
その時に携帯電話を預けました。
待合室で簡単に説明があり、
結構サクサクと試験が始まりました。
というか私は初めの方だったので
そう感じたのかな?😅
いくつもの部屋で同時進行されていたようで、
呼ばれたら、すべての荷物を持って指定された部屋の前に行き
ノックして入室
2〜3mほど向かいに左に医師役
右に患者役の試験官が並んで座っており、
それに向かい合うようにして座ります。
前回は入ったらまず受験番号と名前を言うようにと言われた気がするのですが、
今回は試験前の説明で、まず荷物を置いて、
座ってから受験番号と名前を言うようにと指示がありました。
荷物を横に置き、
筆記用具と、あれば辞書だけを机に置いて
受験番号と名前を言います。
(以前はボールペンが用意されていましたが、
今回から持参の筆記用具を使うことになりました。
実は私はボールペンよりシャーペンの方が書き取りしやすいので、
シャーペンで行いました。)
メモ用紙はすでに用意されており
横に予備の紙も用意されているので
何枚でも使えます。
(以前はお願いしないともらえなかったのですが、
それが時間ロスになると言う指摘があったようです。)
試験開始は自己紹介からで
ストップウォッチはこの時に押されます。
(以前は入った瞬間押されたような〜?)
自己紹介が終わると
早速通訳の開始です。
私の場合医師役の方から
「どうしましたか?・・・・・・」
みたいな内容で始まったと思います。
試験官の話す速さですが、
かなり遅めだと思います。
前回もそうでしたが、
ゆっくり目のCD教材のような感じでした。
また、患者役の方の英語ですが、
1回目の試験の時はちょっと日本語訛り(帰国子女ではなさそう)でしたが、
2回目はとても綺麗な発音だったので、おそらく帰国子女ではないかと思います。
いづれにせよ、外国の方ではなかったです。
大抵、前半で患者役が
かなり長い文章を言い、
後半に医師が長めの説明をすることが多いようです。
だからそのつもりでメモ取りも気合い入れて行った方がいいかもですね。
ただ、今回はそのつもりで行ったら後半にも患者役の長文があって
ちょっとワタワタしました💦
と言うのも、日本語のメモは取り漏れしないのですが
英語の方はメモが苦手で思いの外長くなるとメモが間に合わないのです・・・
医師の手術の説明も長かったなぁ。
「え?まだ続くの?この辺で一回切って!」
と思っても、もう1文続くような感じでした。
私が聞き返したのは
数字が出てきたところと
患者が長々と言ったところ2箇所くらいの
全3箇所です。
前回は、自身ないところもなんとなくで訳して
1度も聞き返さず失敗したので、
今回は確実に行こうと、行けると思ったところも一応数値などは確認しました。
ただ、聞き返したのは前半のみで、
後半になると、微妙と思いつつも時間切れが心配で
勢いで訳したところもありました。
あとは、後半はちょっと波に乗ってきた感じもあったので
そのまま行けたという感じもあります。
ちなみに、以前は大きなミスをするとそれだけでアウトになっていたのですが、
例えば数値のミスとか
病気の名前の間違えとか。
今回から、さすがにたった一つでアウトはないだろうと
それはなくなり、
全体的に9割訳せれば良くなったようです。
ただ9割って結構大変なんですよね😓
例えば
「昨日の朝だいたい10時くらいに、家の近くを30分ほど散歩していたら
急に右足に痛みを感じました。」
と患者が言ったとします。
これ全部1回聞いただけで完璧に覚えて正確に訳せますか?
もちろん、完璧にメモが取れて、ちょっと時間をかけたら誰でも訳せると思いますが、
聴きながらメモを取り、間髪入れず全て落とさず訳さなければなりません。
同時通訳だったら一字一句正確に訳さなくても
要約が合っていれば許されそうですが、
逐次通訳なのでどれか抜けるとチェックが入ります。
私だったら
「朝」「だいたい」 「近く」 「急に」 「右」
この辺りをどこか落としそうです。
実際の試験ではどの程度減点になるかわかりませんが、
こういう細かいところも確実に抜けないように訓練したほうがいいようです。
まあ、現場ではそこまで要求されないと思うんですけどね。
これは試験なので仕方ない😓
私の場合、メモがないと絶対落とすので、
基本的に全てメモで残すようにしていました。
でも、長いセリフを文章でメモを取るのは不可能なので、
自分で記号を決めました。
この記号はどの病気に対しても共通のものと、
今回の試験用に
鎖骨骨折と、痛風用に作った記号もたくさんあります
ただ、この記号を決めても、
実際使えないと意味がないので、
瞬時に記号で残せるようにメモ取りの練習もかなりしました。
だから、話されると基本記号を残すだけで
長い文章も後から再現できるようになりました。
ちなみに、私はこういうメモ取りを習ったわけではないので、
これを直前に決めると逆に混乱すると思うので、
かなり前もって決めておくか、
自分の記憶力に頼るかどちらかにした方がいいと思います。
私は記憶力に自信がなかったので、
メモ取り練習に時間をかけました。
リプロダクションが得意な方は
メモとりは頑張らなくてもいいんでしょうけどねぇ。
羨ましいです。
ちなみに、私の訳出は比較的速いそうです。
フィードバックで「テンポが良く訳出が速い」と言われました。
話終わるのと同時にメモを見ながら訳を始めます。
だから時間的には余裕があると思うのですが、
それでもやっぱり時間切れが心配であまり聞き返しができませんでした。
受けた方の話を聞くと
結構時間切れをしたという方がいらっしゃいました。
それを聞いていたので、なかなか聞き返せなかった・・・
でも時間切れを気にするばかり
曖昧な聞き取りで訳してしまってアウトになるより
やっぱり自信がないところは聞いた方がいいと思います。
(私はそれで1回目落ちた・・・)
普通に聞き返すとフレーズの始めから言われて時間が勿体無いので
ピンポイントで聞き返せるように質問の練習もしたおいた方がいいかもしれません。
15分間集中マックスでとにかく機械のように訳すことを繰り返していたら
いつの間にか終わっていました😅
試験終了を告げられたら
荷物をまとめてお礼を告げて部屋を出て終了です。
ちなみに、ドレスコードがありまして、
まあ、奇抜な格好でなければ問題ないと思いますが、
地味な清潔感のある格好がいいそうです。
女性はスーツがいいそうですが
私はグレー系のスカートと白いブラウスに黒のカーディガンで行きました。
でも問題なかったです。
でも女性はスーツが多かったなぁ。
男性はスーツでなくてもいいそうですが
カジュアルフォーマル?
ジーンズはアウトだそうです。
また、靴はコツコツ音がしないローヒールがいいそうです。
会場によっては音が目立って減点になるとか。
と言うわけで、
私は学校に行っていたわけではないので
受ける前にこういった情報がなく
誰か教えてくれないかな〜と思っていました。
なので少しでも参考になれば嬉しいです😁
今度機会があったら
どんな勉強をしていたのかアップしたいと思います。
もしご質問がありましたら
覚えている範囲でお答えしますのでどうぞ☺️
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