最近休みが少なくて疲れていたのか体調を崩し、しばらくのんびり勉強していました。
1日2時間くらいかな?
ところで、
今まで上の子が毎日オンラインレッスンを受けていましたが、
中学に入って、塾に入ったこともあり全く受ける時間がなくなってしまったため
ほぼ毎日私が受けるようになりました。
本当は下の子に受けさせようと思ったのですが、
どうも下はスカイプで話すのが嫌いでダメなんですよね…
まあ、オンラインレッスンは在米中に毎日のように受けていたので
受けることはいいのですが
以前と違ってネタ探しが面倒くさくて。
と言うのも、
折角だから医療英語を学びたいと思うのですが、
なかなかいい教材がネット上にないんですよね…
ちょっとした外来で対応するような例文集とかは見つかるんですが、
それを何回もやってもなぁ…
以前は私が医師役となり、
先生に患者役になってもらって
風邪などの簡単なシチュエーションで
受け答えのロープレをしたりしたんですが、
教材などはないので、思っていたのと違う感じで進んだり、
先生が本気で色々相談してきたりで
「そこまでの英語力はまだないよ…」ってな感じで困ってしまうこともあり。
薬剤師だから、薬の相談とかもされて、
まあ、いい英会話の勉強にはなるんだけど、
想定外のことをいろいろ聞かれてしまって
やっぱり困ってしまい…
なんか違うな〜・・・
と思いながら受けていたのですが、
最近やっと使えそうなサイトを見つけました。
どこか海外のクリニックみたいですが、
ここに色々な病気や検査、健康に関する記事がたくさんあり、
日本のクリニックのHPでは考えられないほどの情報があります。
一つ一つが素人でもわかるように解説されており、
でもそれなりに医学的に書かれているので
簡単すぎず、難しすぎず、今の私にちょうどいいかな〜という感じです。
最近使用したのは、
・Acute kidney failure (急性腎不全)
・Febrile seizure (熱性痙攣)
について。
いい感じに25分で終わらせて、
(と言っても全部読むと10分以上はかかるので読むだけでヘトヘトなんですが…)
英語の勉強と同時に、医療用語の確認と病態の復習が出来るので
今の私にはちょうどいい教材です。
熱性痙攣は
実はアメリカにいたときに下の子が発症し、
私が一人で emergency room に連れて行き
その後、救急車にも乗った思い出があるので忘れられない病気です。
当時は”seizure(けいれん)”という言葉すら知らなかったので、
一生懸命英語で伝えようとしたのですが、
・手足が突っ張って
・目が白目をむいて
・首が後ろに反り返って
などの重要な表現を知らなかったため、
痙攣に結びつけることが出来ず・・・
言えたのは
・名前を呼んでも反応しません。
・天井の方を見つめて動きません。
・嘔吐しました。
・熱が〇〇度ありました。
ぐらいで、後はボディランゲージでなんとか伝えました。
と冷静に書きましたが、
当時はもうパニックです。
医療従事者といえど、
これは実際に体験しないとわからないもので、
知識だけあっても冷静ではいられないんですよね。
頭の中では熱性痙攣?と予測出来ても
でも長すぎない?
違うの?何これ!?
救急車呼ぶ?呼ばない?
どうする?
死んじゃったらどうしよう!!!!
もうそれはパニックです。
でも当時は救急車を呼ぶ勇気がなく
(電話口でうまく説明出来る自信がなかった。今でもないな…)
痙攣を起こしている子供を車に乗せて
救急に駆け込んだのです。
幸い家からすっ飛ばして(時速100kmくらい。でも法定速度です。)
5分ほどのところに救急外来があったのを知っていたため、
なりふり構わず連れて行きました。
とにかくEmergencyという赤い看板を頼りに車を乗り付け
子供を抱えて受付へ。
本当はそっとしておいた方がいいんだろうけど
そうも言ってられず、
とにかく患者を診ればわかるだろ?と担いでいきました。
その間、肩には吐かれるし
まだ意識は戻らずで、
実際何分くらい経ったかわからないのですが、
子供がベッドに運ばれ色々バイタルサインなどをチェックされている最中に急に意識が戻り
子供大泣き!!
泣きたいのはこっちだよ〜
と思いながら少しほっとしました。
泣いている以外明らかに元気になったのですが、
残念ながらそこには小児科がなかったらしく
「専門医がいないから都心の小児科専門病院で一応見てもらった方がいい。」
と言われてしまい。
「その場合、途中で何かあるとまずいから
救急車手配するけどいい?」
と聞かれ、
救急車って日本と違ってすごい高いんだよね・・・
やっぱり熱性痙攣だと思うからもう大丈夫だと思うんだけど・・・
でも、連れて行った方がいいと医者に言われてしまうと断れず、
車を置いて救急車に乗って1時間ほど離れた小児科専門病院へ。
その間、救急車はサイレンは鳴らさず
法定速度で向かいました。
なんだよ〜。これだったら救急車じゃなくても自分で運転していくし。
と思ったけど、
一応、途中何度か血圧やら何やら測ってました。
ほんと一応って感じで・・・
緊張感はなく。
あまりに手持ち無沙汰だったため、
折角だから英会話に利用するか。
と救急スタッフに話しかけたりしたんですが、
当時はまた渡米2年目くらいで
たいした英語は話せず沈黙の方が長かったですね…
で、小児病院について
色々聞かれたけど専門的すぎてわからず・・・
とりあえず医師が診たところ。
「うん、もう大丈夫みたいだね。
帰っていいよ。」
と・・・
え〜〜〜!?
そんな気はしてたけどー!!
こんなに苦労してきたのに、
帰りの足ないのに!
折角だからもうちょっと何か検査とかしないの?
子供はジュースやらお菓子やらもらってご機嫌でしたが
私はもう心身ともにヘトヘト・・・
旦那に迎えに来てもらって深夜に帰宅したのでした。
ちなみに、
救急車の請求は
な、なんと
$1,000!!
(すみません、何を血迷ったか0多すぎたので訂正しました(^^;))
せ、せんドル〜〜〜〜!?
日本円で約10万円じゃないですか!?
何も治療されてないのに、
救急車乗った記念に10万円!?
でも、幸い保険がしっかりしていたので
全て保険でカバーされました。
これを思うと、
日本の救急車も¥1000位は取ってもいいんじゃない?
って思いますね。
その後も1度熱性痙攣が起きましたが、
2回目は冷静に見守りました。
もちろんその後小児科に連れて行ったけど。
おかげで
”seizure”という言葉は一生忘れないでしょう。
ちなみに、オンラインレッスンではこの話をして
たまたま先生が看護師だったため
なかなか深い、内容の濃いレッスンが受けられました。
当時、これくらい話せたら
あそこまでパニックにはならなかったかもなぁ・・・。
ところで
小さな子供に起きるメジャーな疾患
「熱性痙攣」
出産したお母さんには
全員に熱性痙攣の実際の映像を見せておいた方がいいよ!
他の疾患と違ってインパクト強すぎるから!
文章で読むのと実際体験するのじゃ全く違うから〜!
と心底思います。
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