前回5回目のTOEICで目標を達成したので、
TOEIC勉卒業までの経緯をまとめようと思います。
(そのうち使った教材のまとめもしようと思います。)
まず、毎回同じ事を言っているので、
よくご覧になる方には耳だこだと思いますが、
初めてご覧になる方は
「どうせアメリカに住んでたから英語できるんでしょ?」
と思われるかもしれませんが、
若い方、留学生なら
そういう方もいらっしゃるかもしれませんが、
アラフォーの駐在妻であった私は住むだけでは全然上達せず、
とにかく勉強しまくってなんとか上達してきました。
まずスタートは、大学受験以来の十数年ぶりの英語学習です。
当時の英語力はそれは酷い物でした。
大学受験後は英語なんて人生に必要ないと思っていました。
学生時代は
化学>数学>英語
の成績だったため
英語の受験勉強なんて適当です。
特に発音なんて本当にめちゃめちゃです。
ローマ字読みで覚えた物も多く、
まさしく受験に受かればいいという英語力でした。
聞き取れないし(リスニングは当時あまり必要なかった)
話せないけど、読めるといった感じです。
その1からの英語のやり直しを始め、
そりゃ現地の人たちと交流も頑張りましたが、
会話がほんの少〜しまともになってきたのは帰る年の3年目くらいですかね。
そして、現地の方たちとの会話の量は
自分が自習した量に比べるとほんの数パーセントの時間だと思います。
駐在妻の中では頑張っていた方だと思いますが、
それでも5%も行かないと思います。
(これは誰かが話しているのをただ聞いている時間は含みません。それだったらテレビ見てるのと変わらないから。オンラインレッスンも含みません。自分もちゃんと参加して現地の人と会話していた時間のことです。)
だから、95%以上が日本で自習してたようなもんです。
教材も日本で買った物だし。
そして3年ほどの自主学習と現地の人との交流を頑張って
帰国後しばらくして受けた
人生初めてのTOEICが720点でした。
駐在中、一人の時間のほとんどを勉強に捧げた私にとって、
初めてのテスト結果は
こんなもんか・・・
という感じでした。
よく海外赴任者730点から〜みたいに言いませんか?
まあ私が赴任したわけじゃないんですが・・・
この時点では、TOEICはどんな物かすらよくわからず、
TOEIC用の勉強せずに受けての結果です。
また海外からの引っ越しなどでとても忙しくしていたため、
しばらく英語から離れていたときに受けたものです。
まあ、TOEICにこだわるつもりはなかったし、
無理矢理旦那に受けさせられたので、
まいっか。という感じでしたが、
その後、日本ではまずTOEICの点数が重要視されると言うことを知り、ある程度は取った方がいいだろうと言うことで
2回目は勉強してから受けようと決心しました。
なんとなくですが、勉強したら上がりそうな気がしたのです。
なぜなら、それまでしてきた勉強は
主に
・聞き取ること
・話すこと
この2点だったからです。
文法や、リーディングは二の次でした。
ビジネス英語なんて全く勉強したことありませんでした。
ただただ、日々自分が言いたいこと
言えなかったことを作文し、
音読し、音読し、音読し、そして可能なら暗唱し、
生活で使えそうな日常会話集などをこれまた
音読し、音読し、音読し、できれば暗唱し、
時にはディクテーションをし、
音読をし、シャドウイングし、暗唱し。
今思うと、主に音読してましたね。
とにかく体育会系なことばっかりやっていました。
問題集などはほとんど使っていませんでした。
と言うわけで、TOEICは私が今までやってきた勉強とは大分違ったのです。
だから、TOEICに特化した勉強をしたら上がりそうな気がしました。
でもその前に、引っ越し後の片付けやら子供たちのフォロー、
就職活動などで忙しく、
また、帰国後1ヶ月ほどですぐに就職してしまったため、今度は仕事の勉強に追われ、英語は細々続けている程度でした。
2回目を受けようと決めたとき
とにかく2ヶ月はTOEIC一本で勉強してみようと決め、
かなりTOEIC漬けの2ヶ月を過ごしました。
このときだけは本業の医療の勉強を封印しました。
2ヶ月間TOEIC用の勉強オンリーで受けた結果が865点です。
2回目はリスニングは先読みをするようにしたので大体わかったけど、
リーディングが終わりませんでした。
確かこのあたりで半年ほど英検に集中して取り組み
英検準1級を取得しました。
英検後、今度はリーディングばかり2ヶ月頑張って受けた3回目が870点
結構頑張った割に、
本試験では始めに2ヶ月だけ勉強した2回目とほとんど変わらない点数に
これが世に言う900点の壁か!!
と思いました。
私はこの900点の壁を越えるのに結構苦労しました。
たとえ、模試で900点を超えることができても、
本試験ではどうしても900点が超えませんでした。
もちろん、単に全体的な英語力が不足していたのだと思うのですが、
それ以上に集中力が続かないことが問題に思えました。
年のせいか、自宅ではリラックスしてできるのでいい点が取れても
本試験のリーディングでは最後まで集中しきったことがありませんでした。
また、昔から国語の読解問題が大の苦手だったため
勘違いだったり、情報から読み取るのが下手だったりで
引っかけにはすぐに引っかかるし。
これ、日本語で受けても間違ってたかもな〜という問題も結構ありました。
と言うわけで、私には致命的な弱点!読解力のなさがありました。
でも、これはアラフォーになって今更どうにかできるものではないし・・・
だから、これはもう英語力と言うより、
とにかくTOEIC独特の問題に慣れるしかない!
引っかけにかからないように、
そういう問題をたくさん解くしかない!
と自分なりに分析して
主にリーディングをひたすら解いていました。
というわけで、時間を見つけては長文を読んでいましたが、
その頃から医療英語に本腰を入れ始めたため
TOEICと医療半々くらいの勉強でした。
医療の勉強と並行して受けた4回目が875点
毎回着実に伸びてはいるけど5点ずつという
微妙な誤差範囲での成長でした。
まあ、TOEICばかりやっていたわけではないし、
仕事もしていたのでこんなもんかなと思ったのですが、
2回目を受ける前からすでに自宅で900点越えをしたことがあること。
4回目あたりでは、自宅での模試ではだいたい900点を超えていたこと。
(最高がたしか965点)
880点を下回ることはありませんでした。
自宅ではリーディングの引っかけにかかることも少なくなり
問題を予測しながら本文を読み進めることができるようになりました。
でも、本番では集中ができませんでした。
と言うわけで、
勉強よりも、そのうち集中できれば900取れるだろうという軽い気持ちで
5回目は勉強せずにリラックスして受け、
やっと900越えの920点が取れました。
と言うわけで、最後は集中力との戦いでした。
駐在の3年間で
TOEICの勉強は全くしなかったけど
ある程度TOEICに通用する基礎はできていたのかな?と思います。
日常生活に必要な英語だけを
聞くこと、作文すること、そして話すこと
これらだけ頑張っていれば
元々英語が大嫌いなアラフォーでも700点は取れる。
そこにTOEICの勉強を加えたら、
安定して800点後半〜の点数が取れる位にはなるようです。
もし、3年間もTOEICに特化した勉強をしていたら、
初めから良い点数が取れたかもしれません。
でも、今になって思うのは
駐在中にTOEICの存在を意識していなくて良かったと言うことです。
もし帰国後のTOEICで良い点を取りたいと思っていたら、
スピーキングの方は全く上達せず
家に籠もってTOEIC用の教材でガリ勉していたかもしれません。
そして、帰国後いきなり900点取っていたかもしれませんが
話すことはできないむなしい結果に終わっていたような気がします。
在米経験がある程度基礎を作ったのも事実ですが、
ただの駐在妻にとって英語が必要な場面なんてそうそうなく、
モチベーションを保つのに役だったくらいで、
結局基礎を作ったのは自主学習でした。
そして私のように、
日常で必要な英語を聞くこと、話すことだけを本気で頑張るだけでも
TOEICは700点は取れる。(本気がポイント!)
さらに、そこからTOEICに特化した勉強を本気ですれば
800点は取れるんじゃないかな?
要領の良い方は900点もすぐに取れるような気がします。
留学して帰国した方で
現地では会話力がついたのに、
帰国直後のTOEICは600点くらいだったという方がいました。
でも、その方はきっとTOEIC用の勉強をやれば、もちろん900点行くでしょう。
また、私の友人で、
アメリカ人の旦那さんを持ち、
普段から英語を使って仕事をバリバリしている方でも
まだ900点は取ったことがないと言っていました。
900取るにはそれなりのTOEIC用の勉強が必要と言っていました。
(その方はそもそもTOEICにこだわっていないのですが。)
だから、高得点を取るまで、ずっとTOEICに特化した勉強をするのはもったいない!
それ以外の、日常会話の勉強だけでも十分基礎はできるから
それをやってからでも、
またはそれと平行してでも十分伸びるんじゃないかと思います。
もし、英会話だけ頑張ってきたけどTOEICは点が取れなかった。
または、留学して帰ってきたけど、TOEICはそれほどでもなかったという方は、
がっかりする必要はないと思います。
きっとTOEICの点数が必要だと思ったときに、
TOEICに特化した勉強をすれば一気に高得点が取れると思います。
特に今、海外にいる方
帰国した後のTOEICの点数の心配はせずに、
とにかく今必要な会話の勉強を続けてください。
本気で頑張った人は
帰国した後に、ガーッと集中して勉強すれば
きっと大丈夫ですから!
私のようなただの駐在妻でも結果が出ましたから!
・・・とはいえ
私の場合、模試ではいつも900取れても、実際に本試験で900点取るまで
そのガーッには結構時間がかかってしまいました。
やった量も結構な量なので、点数上がって当たり前だと思います。
近いうちに使用した教材をまとめようと思います。
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TOEIC問題に触れてみたのですが、リスニングは気合いと集中力の要領掴みだなと感じたのですが、リーディングの文法に触れた途端に、この数年で何の成果も得ていないと、気分が受験生で、もがいていた頃に戻ってしまいました。
抜け出したいです。
2つ質問ですが、日常会話では文法意識してましたか?GEDゲットして無料の英語シャワーの環境から卒業しなくてはいけなくなってしまいました。おそらく、同じ様なシュチュエーションに出くわしたと思うのですが、その後ってどんな場所で日常会話出来る機会を得ましたか?
もしよろしければ教えてください。