カランメソッドをやっていた頃の話
私は渡米半年くらいからカランに挑戦し、
ステージ5まで何とか終わらせました。
でも、そこでやめてしまいました。
決して、カランが良くなかったというわけではありません!
その理由はいくつかあるのですが、
結果から言うと、カランは私の性格には合わなかったのです。
きっとステージ12まで頑張って食いついていけばかなり上達したのではないかと思いますが、
そこまでの根性と時間とお金がなかったということです。
あれは初級からでも中級からでも始められるメソッドらしいのですが、
初級の私には難しすぎました。
ステージが1,2くらいまでなら何とかなったのですが。
短い文章から、だんだんと長くなるのではなく、
ステージが低い中にも、いきなり長文が出てきたりして、
「え!?こんなの無理でしょ!?丸暗記するしかないでしょ!?」
と思ってしまいました。
ステージが3に入ったとき、
もうテキストがないと無理!と思いテキストを購入しました。
そうしないと、全く復習ができず何度やっても聞き取れないところが曖昧になってきたのです。
これは、先生のフィリピン訛りにも多少問題があったとも思います。
概ね気になりませんが、たまにハズレの先生に当たると、
辞書と全く違う発音で言われるときがありました。
少なくとも、アメリカ英語の発音ではなかったので、
私がたとえ正しく発音しても「違う!」と直されたことがあり、
少し嫌な思いをしたことがありました。
(でも、これはメソッドのせいではありませんね。)
テキストについては、多くのオンラインスクールでは、
「テキストを購入する必要はない。」
とありますが、
私的は、ないと厳しいんじゃないかなぁ・・・と思います。
初回はテキスト見ずにと言われますが、
復習は大事だと言われます。
レッスンでも、もちろんしつこいくらいに復習しますが、
音だけを頼りにするには、やはりすでにある程度の英語力が必要ではないかと。
そもそも、テキストなくても問題なくどんどん進むような人は、
すでに上級の人で、カランは必要ないのでは?とすら思います。
で、そのテキストが結構なお値段なんですよね・・・
それから、メソッド自体が古く、イギリス英語なので、
かなり違和感があるフレーズがあり色々気になってしまい、
さらに、アメリカ英語との違いに疑問を感じてしまい、
復習にかなりストレスを感じるようになりました。
私がやったのは、まだ旧版のカランだったので、
今使われているテキストはもっと表現や単語が今風なのかな?
(でも、一度新テキストのステージ3にチャレンジしたことがあったのですが、ほぼ同じでした。)
私はとにかくアメリカで会話ができればいいと思っていたので、
イギリス英語はとりあえずオプショナル的で、
できればアメリカ英語に絞りたかったのです。
"Yes, I shall." と言わされる度にストレスでした。
そして、途中から英語力を高めると言うより、
とにかくカランのステージを進めることが目的になってしまい、
瞬時に答えると言うより、ある程度は暗記に近い状態になっていきました。
そして、もう一つ気になった点
それは、私は会話のキャッチボールができるようになりたかったのですが、
カランは全て先生が質問し、生徒が答えるという物で、
自分から質問するというフレーズを全く勉強できないのです。
(ステージ5までしかやっていないので、後半はどうか分かりません。)
なんだか、ほとんどオウム返しのように答えるばかりで、
自分から会話を広げることができるのだろうか?
これで、自分からもスムーズに質問もできるようになるんだろうか?と。
それから、自然な会話っぽい内容がなかったこと。
同意する、相づちを打つ
など、普段の会話に必要な会話のテクニックが学べず、
例えば、
「この前、散歩しているときにどしゃ降りに遭っちゃって大変だったわ〜。」
「そうなの?大変だったねー。すぐやんだの?風邪引かなかった?」
みたいな、生活に密着した会話が学べません。
カラン風に言えば、
「昨日あなたが散歩している間に、どしゃ降りにあいましたか?」
「いいえ、昨日私が散歩している間にどしゃ降りには遭いませんでした。
昨日は晴れていました。」
という感じでしょうか?
もう一つの例として、
「明日の午後は暇なんだけど、何しようかな〜?」
「いいなぁ。私なんて残業続きだよー。羨ましい!」
カラン風に言えば、
「あなたは明日の午後は暇ですか?もし暇なら何をしたいですか?」
「私は明日の午後は暇です。私は家でゆっくり映画を見たいです。」
確かに、こういうフレーズも言えなければ会話はできないでしょう。
でも、私は自然なやりとりも学びたかったのです。
「そうなの?大変だったねー。」
「いいなぁ。うらやましい!」
だけでもまずは良かったんです。
そういう会話が全く出てこないので、
これは私が求めている物とはちょっと違うような…と思ってきてしまいました。
もちろん、カラン以外で自分で勉強すればいいのですが、
当時、時間的にそんな余裕は私にはなかったんです。
で、勉強法に疑問を持ってしまうと、レッスン自体ストレスに。
と言うわけで、私のように
自分から質問して会話を広げられるようになりたい。
イギリス英語と混同したくない。
堅苦しい英文で学びたくない。
レッスンにあまりストレスを感じたくない。
と言う人には向かないかなと思います。
正しく聞き取り、正しく質問に答えられるようになりたい。
瞬時に正しい文法で作文する力を鍛えたい。
自分のペースではなく、どんどん引っ張っていって欲しい。←ここ重要だと思います。
自然な会話術は別に勉強すればいい、
そして何より、強い精神力があり、
どんなにストレスを感じても、何が何でもついて行ける人。
そういう人に向いているような気がします。
私にはこの精神力が欠けており、挫折してしまいました。
他にもGEDを始めたからというのもありますが、
主な理由はストレスだったと思います。
あとは、オンラインレッスンが他より少し高かったので、
ポイントを使い切ったところで辞めました。
ステージ12まで順調にいった場合160時間かかるとありました。
でも、それは順調な場合です。
一般的にこういう謳い文句はかなり良く書かれているので、もっとかかるでしょう。
そして、それにかかる金額を計算したところ、
少なくとも15万円ほど。
私の場合もっとかかりそうなので、20万はかかるかな?もっと?
そして、それにかかる時間を単純に計算したら20ヶ月以上。
(当時週に3〜4回のレッスンが限界でした。子供の長期休みでは全くできないでしょう。)
少なく見積もっても、約20万円と2年間。
もし、期待通りの効果が出なかったら?
そもそも、そんな長い期間ストレス続きは嫌だ!
と言うわけで、辞めてしまったわけです・・・

確かにカランほど集中するレッスンはなかったです。
頭フル回転!終わった後は毎回疲れがどっと出ます。
だから、これをしっかり続けていけば力が付くんだろうな?と思います。
あ、それから全て基本短縮形で言うというのはとても良かったと思います。
例えば、
I have → I've
She is → She's
など、徹底して短縮形を使うので、
そういうのに慣れていない日本人にはいい練習になると思います。
そして、もちろんステージ5までやって、無駄だったなんて思いません。
ある程度瞬発力が付いたり、自信を持って言えるフレーズは増えました。
でも、残念ながら会話力が付いたと言えるほどの上達はありませんでした。
あのままずっと続けていたら、
今よりもっともっと上達していたかもしれません。
でも、やっていて楽しくはなかったと思います。
それから、自分から質問をする、相づちを打つなどの会話術は別にしないといけないでしょう。
と言うわけで、ずっと続けていらっしゃる方は、
精神的に強い方ではないかと思います。
(勝手に思っています。私がただ単に要領が悪いだけかもしれません。)
ぜひぜひ、最後まで頑張って欲しいです!(私の分も)
そして是非、最後までレッスンを修了させた方(レッスン12まで)の成果をお聞きしたいです。
いわゆる、ペラペラですか?
昔レビューなどを探したのですが、全て終わらせた方(日本人)がヒットしませんでした。
あれから2年、今はヒットするかな?
とっくに20ヶ月は経ってるのでいてもおかしくないというか、いるはずですよね。
(ちなみに、もし毎日30分レッスンを受けたら1年もかからないはずなので、ゴロゴロいると思うのですが・・・)
たまに思い出すと、
頑張って続ければ良かったかな?と思うのですが、
まあ、今やっている勉強の方が楽しいので、
楽しさ優先で頑張ります

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NoTitle
確かに長く続けられる人はスゴイと思います。
ヒアリングと最初に話す練習には役立ちそうですが自分の言いたい事が言えるようになるとは思えないのは同感です。
人それぞれ合う合わないがありますね。